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Ａ工事、Ｂ工事、Ｃ工事
ビルや商業施設でのテナント開業では、さまざまな工事の必要性が生じます。
その際に、工事費を負担する発注者と工事業者を決定する側の組み合わせによって、
A工事、B工事、C工事に区別されています。
【A工事】（全て家主が手配・負担）
工事業者決定 →テナント所有者（貸主）
費用負担 →テナント所有者（貸主）
A工事に多いのは物件の躯体に関わる工事が挙げられます。
例：エレベーター、共有トイレ、共用廊下、外壁、屋上など
【B工事】（工事業者は貸主・費用は借主負担）
工事業者決定） →テナント所有者（貸主）
費用負担 →テナント入居者（借主）
B工事に多いのは物件の設備に関わる増設工事です。
例：給排水、給排水、空調、照明、防水、防災など
※たとえ専有区画内の工事であっても、物件の重大な設備に関わる可能性がある工事の場合、
ビルの安全性を保持するためにB工事区分に指定して、オーナーが選んだ工事業者が施工を請け負います。
【C工事】（全て借主が手配・負担）
工事業者決定 →テナント入居者（借主）
費用負担 →テナント入居者（借主）
C工事に多いのは室内のレイアウト工事です。
例：インテリア、什器、照明器具、電話・LAN回線など
